防水工事の寿命は施工によって違う!材質ごとの耐用年数のまとめ
防水工事によって変わってくる耐用年数とは
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マイホームを建てるなら、少しでも頑丈な家にしたいのがホンネと言えるでしょう。
とくに災害の多い日本において、家の安全性は必須です。
この記事では、多くの住居において必須の防水工事と、耐用年数について解説をしていきます。
目次
耐用年数とは
耐用年数とは、それ自体を使用できる年数のことを言います。
建物以外にも乗り物や工具などに使われることも多いので、聞いた事がある方もいるでしょう。
また法律的な面でも多用されるので、覚えておいて損はありません。
今回の記事で指す耐用年数とは、防水工事に伴う内容になっています。
場所、気候によって変わる耐用年数
防水工事の耐用年数は、施工によってある程度の期間が定められています。
ですが住んでいる場所や気候によって変動があるので要注意です。
防水工事が必要な場所と言えば、雨水にさらされる場所になります。
こういった場所の水はけや排水が悪い場合、劣化が早まる可能性が高いです。
そのため、耐用年数以内であっても防水工事が必要になることがあります。
防水工事には4種類ある
一口に防水工事と言っても種類があります。それぞれ施工ごとに性能や耐用年数が違うので、“自分の家には何の防水工事が適切なのか”を考えながら記事を読んでいって下さい。
ウレタン防水(耐用年数 約10~13年)
屋上やベランダなど幅広い場所で利用でき、他の防水工事に比べ工期が短く低コストなのが特徴です。
この施工は、下地に防水剤を塗って行われます。
熱や匂いの発生が少なく、近隣への問題も最小限に抑える事ができるので、手軽な防水工事と言えるでしょう。
ただし耐用年数が短いので、場合によっては他の防水工事の方が割安になる可能性もあります。
また、職人さんによって腕前の差が出てしまうので、失敗しない為にも事前の下調べが必要です。
FRP防水(耐用年数 約10~20年)
建物の屋根やベランダで使われることが多いのが、コチラの防水工事です。
ガラス繊維強化プラスチックを応用しているので、強度が高く耐久性があります。
工事期間は2~3日とかなり早く済むので「早めに仕上げたい」という方にオススメです。
作業中は化学物質による匂いが発生するので、近隣への配慮や自分が匂いに耐えられるかを考えた方が良いでしょう。
また、紫外線に弱いという特性があるため、定期的に表面のトップコートを塗り直す必要があります。
シート防水(耐用年数 約12~15年)
屋上やマンションの共用廊下での防水工事に適しているのがコチラです。
塩ビやゴムなどを使った施工で、工期が短く低コストです。
また、防水工事の一時的な処置方法として使われる事もあります。
基本的にメンテナンスの必要はありませんが、シートの素材によっては紫外線や熱の刺激に弱かったり、割れてしまうこともあるので注意しましょう。
アスファルト防水(耐用年数 約15~20年)
主に大型ビルやマンションの屋上で使われているのがコチラになります。
昔からある施工法なので信頼度が高いのが特徴と言えるでしょう。
アスファルトを含ませてコーティングしたシート状のルーフィングを重ね張りする手法で、防水性と水密性が高い点が魅力と言えます。
耐用年数が最も長いのが嬉しいポイントですが、作業中は高熱で溶かされたアスファルトが危険なのと、匂いが発生することは覚えておいた方が良いでしょう。
適切な場所に適切な防水工事で快適な住居を
4種類の防水工事をご紹介しましたが、適材適所という言葉があるように、どこを工事するかで、ベストな施工は変わってきます。ここでは簡潔に、ベランダ向きと屋上向きの防水工事について押さえておきましょう。
ベランダにおすすめの防水工事
ベランダにおすすめなのは、ウレタンとFRP防水です。作業工程も短いので、手軽に防水工事を行いやすいでしょう。
屋上におすすめの防水工事
屋上におすすめなのは、ウレタン、シート、アスファルト防水です。
工事内容によっては耐久性や匂いなどの問題もありますが、比較的どんな防水工事でも対応できます。
自分の家の耐用年数を把握しよう
最初に防水工事をしてから時間が経つと、耐用年数があとどのくらいか分からなくなることが多いです。
なので、防水工事をしてから何年経ったら耐用年数を迎えるか把握しておくと、安心してマイホームに住み続けることが出来ますよ。
今回の記事を参考に、自分の住んでいる家の耐用年数を知っておきましょう。