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シーリングの上から塗装しても大丈夫?塗装方法と注意点を解説

シーリングのうえから外壁塗装をするイメージ

 

外壁シーリングは、防水や外壁への衝撃を緩和するなど重要な役割があり、建物に必要不可欠な施工です。しかし、外壁とシーリング材の色が異なると外観が損なわれてしまうため、シーリングの上から外壁塗装を施して一体感を演出したいと考える人も多いでしょう。本記事では、シーリングの上から塗装をする場合としない場合、それぞれのメリット・デメリットを解説します。

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シーリング材の上に塗装するケースもある

「外観を良くするために外壁全体に塗装したいけれど、そもそもシーリングの上から塗装しても大丈夫?」と疑問を持つ人もいるでしょう。塗装はシーリングの上にも施工が可能です。ただし、シーリングの上から塗装する場合とそうでない場合、それぞれに長所と短所があるので、施工前に確認しておくことが大切です。

先打ち工法のメリット・デメリット

シーリングを充填してから塗装する方法を先打ち工法と呼びます。先打ち工法のメリットとデメリットを解説します。

先打ち工法のメリット

先打ち工法のメリットは、以下の3つです。

 

  • シーリングの劣化速度を遅らせる
  • 工事費用を抑えやすい
  • 景観を確保しやすくなる

シーリングの劣化速度を遅らせる

シーリング材は、日々紫外線や雨風に晒されるうちに劣化します。シーリングの上から塗装を施すことで、シーリングの劣化速度を遅らせられることができます。

工事費用を抑えやすい

シーリング材は、施工の際に周囲を汚してしまうリスクがあります。先打ちはシーリングを打ち替えた際に外壁を汚してしまっても、塗装でカバーして綺麗に仕上げられるため、工期の短縮につながり、結果として工事費用を抑えることにつながります。

景観を確保しやすくなる

外壁とシーリング材の色が異なると外観が悪くなってしまいますが、先打ちでシーリングの上から塗装を施すことで色が統一できるため、景観を確保しやすくなります。

先打ち工法のデメリット

先打ち工法には、以下2つのデメリットが生じるおそれがあるため注意が必要です。

 

  • 塗膜が割れることがある
  • 塗膜が剥がれるケースがある

塗膜が割れることがある

シーリングは柔らかく、塗膜は硬い素材であるため、大きな動きや衝撃が加わった際に塗膜が割れてしまうことがあります。

塗膜が剥がれるケースがある

シーリング材と塗料の相性が悪い場合、上から塗布しても馴染まずに膨れたり剥がれたりするおそれがあるため、注意が必要です。

後打ち工法のメリット・デメリット

後打ち工法は、外壁面を塗装してからシーリング材を打つ工法です。後打ち工法のメリットとデメリットを紹介します。

後打ち工法のメリット

後打ち工法のメリットには以下が挙げられます。

 

  • 塗膜の割れ・剥がれが起きない

塗膜の割れ・剥がれが起きない

シーリング材の上に塗料を塗布する場合、割れや剥離を防ぐため相性を考える必要があります。しかし、後打ち工法は塗膜の上からシーリングを充填するので、相性が合わない際の心配がありません。

後打ち工法のデメリット

後打ち工法のデメリットは、以下の3つです。

 

  • コストがかかりやすい
  • シーリングが劣化しやすい
  • シーリングが目立ちやすい

コストがかかりやすい

後打ち工法は、先打ち工法と比べると施工の難易度が格段に上がります。そのため、先打ち工法と比べて費用がかさむ傾向にあります。

シーリングが劣化しやすい

シーリング材は紫外線に弱いため、塗膜の上から充填されたシーリング材は、劣化しやすいデメリットがあります。

シーリングが目立ちやすい

外壁材の色とシーリング材の色が異なる場合、後打ち工法はシーリングが目立ってしまいがちです。また、むき出しのシーリングは汚れが付きやすく、外観が損なわれることがあるので注意が必要です。

シーリング施工はメリットとデメリットをしっかり把握して検討しよう

シーリングの主な施工方法は「先打ち工法」と「後打ち工法」の2つです。先打ちは工費を抑えられる、シーリングの劣化を遅らせられるといった利点がある一方、塗膜の破れや割れが起きるリスクが高まります。後打ち工法は、塗膜の破れや割れを心配する必要がありませんが、コストがかかりやすく、シーリングが劣化しやすい難点があります。それぞれの長所と短所を把握して、建物に最適な方法を選びましょう。

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