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外壁に苔(コケ)が生える原因とは?放置するリスクや予防方法を紹介

苔(コケ)の生えた外壁

 

建物の外壁に苔(コケ)が生えると、建物の外観だけでなく機能にも悪影響を及ぼすおそれがあるため、注意が必要です。本記事では、外壁に苔が生える原因と、対処法を紹介します。

この記事を読むための時間:3分

外壁にコケが生える原因

建物の外壁にコケが生える主な原因には、以下の5つが考えられます。

 

  • 日当たり・風通しが悪い
  • 水場が近くにある
  • 木々や森林が近くにある
  • 壁の中の断熱材が湿気っている
  • コケが発生しやすい素材が使われている

日当たり・風通しが悪い

コケは湿った環境を好みます。日光が十分に当たらず風通しが悪い場所は、湿度が上がりやすいため、コケが発生しやすい傾向があります。

水場が近くにある

池や川などの水場が建物の近くにある場合、周囲の湿度が上がりコケが発生しやすい環境が形成されてしまいます。

木々や森林が近くにある

コケの胞子はいたる所に存在していますが、特に自然が多い場所に生息しています。そのため、木々や森林が近い場所では、雨や風などによって運ばれてきた胞子が外壁に付着しやすく、コケが発生する原因となります。

壁の中の断熱材が湿気っている

外壁の塗膜やシーリング材が劣化すると、防水性が失われます。すると、雨水や湿気などによる水分が外壁に浸透して断熱材が湿気り、コケが発生しやすくなります。また、カビやシロアリなどを招くおそれがあるため、注意が必要です。

コケが発生しやすい素材が使われている

外壁の種類にはさまざまなものが挙げられますが、砂壁のような風合いのリシン外壁やモルタル外壁は、表面の凸凹にコケの胞子が付着しやすく、コケが発生しやすくなります。

外壁のコケを放置すると危険な理由

外壁に生えたコケをそのままにすると、以下のリスクが高まります。甚大な被害につながるおそれもあるので、外壁にコケが発生した場合は、放置せず早急に対処しましょう。

 

  • 健康被害につながる
  • 建物の劣化につながる

健康被害につながる

外壁で繁殖したコケは、胞子をまき散らします。胞子が家の中に入り込んだり、吸い込んだりすると、アレルギーを誘発するおそれがあります。また、コケはカビの餌となるため、コケを放置するとカビが発生する危険があります。カビもコケと同じく、アレルギー症状を引き起こす原因となるため、注意が必要です。

建物の劣化につながる

コケは多くの水分を含むため、外壁に付着した状態を放置すると、外壁に水分が浸透して反りや浮きの原因になります。外壁材の内部まで侵食が進むと建物の安全性が低下して、資産価値が下がるおそれがあります。

外壁のコケを予防する方法

外壁のコケには、健康被害や建物の劣化などさまざまなリスクが潜んでいます。コケは一度発生すると除去が困難なため、以下の方法で予防することが大切です。

 

  • コケが生えにくい素材の外壁を選ぶ
  • 外壁周辺の風通しをよくする
  • コケが生えにくい塗装を行う

コケが生えにくい素材の外壁を選ぶ

新築の場合や、外壁リフォームでデザインを一新する場合は、コケが発生しにくいタイプの外壁を選びましょう。金属系サイディングは表面の凹凸が少なく、水分や湿気も溜まりにくいのでおすすめです。凹凸のあるデザインを選ぶ際は、ツヤ有り塗装で仕上げることで、コケの発生を抑えられます。

外壁周辺の風通しをよくする

外壁周辺の日当たりや風通しが悪い場合、建物の周りの植木や障害となる物を管理して、コケが生えにくい環境を整えましょう。

コケが生えにくい塗装を行う

外壁にコケが生えにくくする成分を含んだ塗装を施すことも、有効なコケ対策です。光触媒塗料は、太陽光を浴びると付着したコケの胞子を浮かせて、雨水で流れ落とすセルフクリーニング機能を備えています。防藻、防カビ剤が入った塗料は、コケやカビの繁殖を防ぐ成分を含んでおり、塗布した面に効果が期待できます。

外壁のコケは放置すると危険!予防とメンテナンスをしっかり行おう

外壁に発生したコケは、健康被害を引き起こしたり、建物の安全性や資産価値の低下を招いたりするおそれがあるため、放置せずすぐに対処しましょう。コケの被害を防ぐには、建物周辺の環境を整えて適度な日当たりと風通しを確保する、コケの発生を抑える成分を含んだ塗料を塗布するなど、予防策を実施することが大切です。

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