外壁リフォームの費用相場は?工事費用を抑えるポイントも解説
外壁のリフォームを考えている人の多くは、費用がどのくらいかかるのか相場が気になっていることでしょう。本記事では、外壁リフォームの種類と費用相場を紹介します。また、費用を抑えるポイントも解説するので、外壁リフォームを検討している人はぜひ参考にしてみてください。
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目次
外壁リフォームを行うメリット
外壁のリフォーム工事を行うメリットには、以下の4つが挙げられます。
- 外壁の保護
- 外壁の機能回復・向上
- 建物の美観の向上
- エネルギー効率の改善
外壁の保護
外壁の表面に塗布された塗膜は、雨風によって徐々に劣化が進みます。劣化した塗膜は、外壁材を保護する力が弱くなってしまうので、リフォーム工事で外壁の保護力を高める必要があるのです。
外壁の機能回復・向上
外壁が備える防水や断熱などの機能が劣化すると、家の機能性が低減してしまいます。外壁のリフォームを行うことで、低減した機能の回復・向上が期待できます。
建物の美観の向上
外壁は建物の外観の中で最も目に付きやすいポイントです。そのため、外壁をリフォームすることで、建物の美観が高まり、資産価値の向上も期待できます。
エネルギー効率の改善
外壁リフォームによって断熱機能を高めることで、室内の温度を保ちやすくなり、エネルギー効率の改善につながります。
外壁リフォームの種類と費用相場
外壁リフォームの主な工法は、以下の3つです。それぞれの特徴と費用相場を紹介します。
- 塗装
- カバー工法
- 張り替え
塗装
塗装は最も手軽なリフォーム方法で、コストと工事期間が抑えられるメリットがあります。築年数が経っていない場合や、塗装のみで補修できる範囲の劣化がある場合におすすめです。塗装工事の費用は、施工範囲や使用する塗料の機能によって変化します。一般的に使われるシリコン樹脂塗料を使い、150平方メートルの範囲を工事した場合、100万円前後が目安となります。
カバー工法
カバー工法とは、既存の外壁の上に新しい外壁材を重ねて貼り付ける工法のことです。古い外壁を撤去する必要がないため、完全に入れ替える張り替え工法よりもコストを抑えられます。ただし、外壁材の種類によっては、カバー工法が行えないケースもあるため注意が必要です。費用相場は130万円~220万円です。
張り替え
張り替え工法は、既存の外壁を撤去して新しいボードを張る工法です。費用相場は150万円~300万円と高額ですが、外壁の内部まで手入れができる、デザインを一新できるといったメリットがあります。
外壁リフォームを行う際のポイント・注意点
外壁リフォームを行う際は、以下2つのポイントに注意しましょう。
- 改修規模と耐久年数から最適な工事を選ぶ
- 2階建て以上の建物は足場の設置費用が加算される
改修規模と耐久年数から最適な工事を選ぶ
外壁リフォームを行う際に最適な工法を選ぶには、改修規模と耐久年数を考慮することが重要です。チョーキングや、小さなひび割れ程度の劣化であれば、塗装で補修が可能です。しかし、全体的な剥離や壁の反りなど激しい劣化が見られる場合は、カバー工法や張り替え工事が必要となります。
また、家庭によっては「数年後に売却する予定で、長く住むつもりはない」というケースもあるでしょう。希望する耐久年数によって工事範囲も変わるので、事前に業者と相談しましょう。
2階建て以上の建物は足場の設置費用が加算される
2階建て以上の建物の外壁工事を行う場合は、足場を設置する必要があります。足場の設置費用として別途10万円~15万円程度かかるので、注意しましょう。
外壁工事の費用を抑えるポイント
工事費用を抑えるポイントは、以下の3つです。
- 定期的にメンテナンスを行う
- 耐久性の高い素材や塗料を選ぶ
- 複数の業者から相見積もりをとる
定期的にメンテナンスを行う
外壁の補修工事は、劣化の度合いが小さいほど費用を抑えられます。反対に不具合を放置するとダメージが広がり、大がかりな工事が必要となります。定期的にメンテナンスを行い、劣化症状が見られたら早めに補修しましょう。
耐久性の高い素材や塗料を選ぶ
耐久性の高い壁材や塗料を使用すると、初期費用は高額になります。しかし、次回のメンテナンスまでの期間が長くなり、結果として費用を抑えられる可能性があります。素材を選ぶ際は長期的な目線で見ることを意識しましょう。
複数の業者から相見積もりを取る
複数の業者から相見積もりを取ることも、費用を抑える手段の1つです。比較する際は、費用以外にサービスの内容やスタッフの対応も含めて総合的に判断することが大切です。
外壁のリフォームは最適な工事方法を選ぼう
外壁のリフォーム工事を行う際は、外壁の状態や改善したい部分に合わせて、最適な工事方法を選ぶことが大切です。業者を選ぶ時は、複数の業者から相見積もりを取ることで、費用を抑えられる可能性があります。費用面だけでなく、アフターサービスやスタッフの対応などを総合的に比較して判断しましょう。