外壁のメンテナンス費用の相場とは?費用を抑えるポイントも紹介
外壁は、雨風や紫外線などから建物を守る重要な役割を担っています。そのため、定期的にメンテナンスを行い、外壁の機能性を維持することが大切です。本記事では、外壁メンテナンスの工法と費用相場、コストを抑えるコツを紹介します。
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目次
外壁メンテナンスを行う時期
外壁メンテナンスを行うべきタイミングは、以下2つです。
- 耐用年数の目安時期
- 劣化が見られた時
耐用年数の目安時期
外壁に使われる塗料の耐用年数は、7年~15年程度です。そのため、10年を目安にメンテナンスを行いましょう。
劣化が見られた時
外壁の劣化は、放置すると建物へのダメージが拡大して高額なリフォームが必要となります。そのため、塗装の剥がれやひび割れなどの劣化症状が見られた場合は、早急に対処するべきです。
外壁のメンテナンス方法と費用相場
外壁の主なメンテナンス方法は、以下の3つです。それぞれの特徴と費用相場を解説します。
- 外壁塗装
- カバー工法
- 張り替え
外壁塗装
外壁の塗装を塗り替えるメンテナンス方法で、費用相場は70万円~100万円程度です。外壁材の内部まで劣化が進んでおり、塗り替えだけでは補修できない場合は、カバー工法や張り替えが必要となります。
カバー工法
カバー工法とは、既存の外壁の上に新しいボードを貼り付ける方法です。費用相場は150万円~240万円です。外壁が二重になるため、断熱性と遮音性の向上が期待できます。一方、外壁の重量が増し、耐震性が低下するデメリットがある点に注意が必要です。
張り替え
これまでの外壁を撤去して、新しい外壁に替える工法です。費用は180万円~250万円と高額ですが、壁の内部までメンテナンスできる、外壁のデザインを一新できるといったメリットがあります。
外壁のメンテナンスの重要性
定期的に外壁のメンテナンスを行うべき3つの理由を紹介します。
- 雨漏りを防ぐ
- 外観を保つ
- 修理費用を抑える
雨漏りを防ぐ
外壁の防水機能は、雨や紫外線などによって徐々に失われます。劣化した状態を放置すると、雨水が建物内に侵入して、雨漏りや建材の劣化を引き起こします。すると、建物の安全性や資産価値を大きく下げてしまうため、定期的なメンテナンスで雨漏りのリスクを低減する必要があるのです。
外観を保つ
劣化した外壁塗装はボロボロと剥がれるようになり、外観が悪くなります。建物の見た目は周辺住民からの印象や資産価値を大きく左右するため、注意が必要です。
修理費用を抑える
外壁のメンテナンスを怠ると、劣化が進行して大規模なリフォームが必要となるケースがあります。簡単な修理で済むうちに、劣化症状が見られたら早めのメンテナンスを心がけましょう。
外壁のメンテナンス費用を抑えるコツ
外壁のメンテナンス費用は、以下4つのコツを使うことで抑えられる可能性があります。
- 複数の業者から相見積もりをとる
- 自社施工の業者に依頼する
- 自治体の補助金・助成金を活用する
- 住宅の火災保険を利用する
複数の業者から相見積もりを取る
業者を選ぶ際、複数の会社から相見積もりを取ることで、価格が安い業者を選びやすくなります。ただし、比較する際は値段だけでなく工事内容やスタッフの対応なども含めて、総合的に判断することが大切です。
自社施工の業者に依頼する
外壁工事では、自社で工事を行う会社と下請け業者に作業を依頼する会社の2種類があります。下請け業者に依頼する会社は仲介料が上乗せされるので、自社施工の業者を選びましょう。
自治体の補助金・助成金を活用する
自治体によっては、外壁工事を行う際に補助金や助成金を受け取れる可能性があります。交付の条件や金額は自治体ごとに異なるので、事前に問い合わせておきましょう。
住宅の火災保険を利用する
住宅火災保険の中には、火災だけでなく風による被害を受けた際に補償を受けられるケースがあります。台風や強風が原因で破損した外壁のメンテナンスを行う際は、火災保険が適用されるか確認しましょう。
外壁のメンテナンスは定期的に行おう
外壁のメンテナンスを怠ると、劣化が進行して甚大な被害につながるおそれがあります。また、修理費用が高額になるため、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。