外壁塗装の色選びで知っておくべきこととは?ポイント・コツを解説
外壁塗装は家の印象を大きく左右するため、色選びは慎重に行いたいものです。しかし「思っていた色と違う」「周囲と調和しない」と後悔する人も少なくありません。そこでこの記事では、外壁塗装の色選びで知っておくべきことについて解説します。選ぶ時のポイントやコツも合わせて解説するので、検討されている方はぜひ最後までご覧ください。
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目次
外壁塗装の色選びで知っておくべきこと
外壁塗装の色選びで知っておくべきことは、以下の5つです。
- 白や黒は汚れが目立つ
- 青や赤などの原色は経年劣化で古びた見た目になる
- 最初の色選びは大まかな系統から考える
- 光源によって見え方は変わる
- 好きな色だけで選ばない
白や黒は汚れが目立つ
白は清潔感があり、黒は高級感があるため人気のカラーですが、どちらも汚れが目立ちやすいというデメリットがあります。汚れを目立たせたくない場合は、グレーやベージュなど中間色を選ぶのもおすすめです。
青や赤などの原色は経年劣化で古びた見た目になる
青や赤などの鮮やかな原色系の外壁は個性的で目を引きますが、経年劣化によって色あせしやすい傾向があります。長期間、美しい外観を保ちたい場合は、少し落ち着いたトーンの色を選ぶか、耐候性の高い塗料を選ぶとよいでしょう。
最初の色選びは大まかな系統から考える
外壁の色を決める時は、まず「暖色系」「寒色系」「中間色」など、大まかな系統から考えるとスムーズです。家の雰囲気や周囲の景観に合った系統を決めてから、細かい色味を調整していくと失敗しづらいです。
光源によって見え方は変わる
同じ色でも、日中の太陽光と夕方の薄暗い光では見え方が異なります。色見本だけで判断すると、実際に塗ったときに「思っていた色と違う」と感じる場合があるため注意してください。色を決める際はサンプルを屋外で確認し、時間帯による変化をチェックすることがおすすめです。
好きな色だけで選ばない
家の外壁は大きな面積を占めるため、派手すぎる色や流行りの色を選ぶと、後々後悔することもあります。長く住む家だからこそ、好きな色だけでなく、飽きのこない色や周囲との調和を考えた選び方が大切です。
外壁塗装の色選びのコツ
外壁塗装の色選びのコツは、以下の5つです。
- 落ち着いた色を選ぶ
- 近隣の家とバランスをとる
- 考えている塗料を使った現場を見せてもらう
- 大きめサイズの色見本をもらう
- 中塗り後に見え方を確認する
落ち着いた色を選ぶ
外壁の色は、洋服や家具のように簡単に変えられるものではありません。そのため、派手な色や流行色を選ぶと、数年後に飽きてしまったり、古びた印象になったりする場合があります。落ち着いた色であれば、汚れが目立ちにくく、経年劣化しても違和感が少ないためおすすめです。
近隣の家とバランスをとる
外壁の色は、周囲の住宅や景観とのバランスも考慮することが大切です。あまりに個性的な色を選ぶと、周囲から浮いてしまい、悪目立ちすることもあります。特に住宅街では、周囲の家と調和する色を選ぶと、統一感のある街並みを保ちやすいです。
考えている塗料を使った現場を見せてもらう
カタログや色見本だけでは、実際の仕上がりを正確にイメージするのは難しいものです。可能であれば、施工業者に依頼し、考えている塗料を使った実際の施工現場を見せてもらいましょう。実際の建物に塗られた色を見ることで、よりリアルな仕上がりをイメージしやすくなります。
大きめサイズの色見本をもらう
外壁の色を決める際、小さな色見本だけで判断すると、思っていた色と違う仕上がりになる場合があります。特に、面積が大きくなると色が明るく見える「面積効果」によって、選んだ色が実際には違う印象になることがあるため注意が必要です。できるだけ大きめの色見本を用意し、屋外の自然光の下で確認するとイメージしやすいでしょう。
中塗り後に見え方を確認する
外壁塗装は、下塗り・中塗り・上塗りの3段階で進められます。中塗りが終わった段階で、塗料の色の見え方を確認し、違和感がないかチェックしましょう。違和感がある場合、施工業者に相談すれば、上塗りで多少の調整ができる可能性もあります。仕上がってから後悔しないよう、途中経過をしっかり確認することが大切です。
コツを押さえてイメージにあった色を選ぼう!
外壁の色選びは、見た目の美しさだけでなく、汚れや色あせの影響、周囲との調和などを考慮することが重要です。長く愛せる家にするために、バランスを考えた色選びを心がけましょう。